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「脈診」とは?
東洋医学では、古来より心身の状態を把握するために「脈診」というものが行われてきました。
流派にもよりますが、手首の動脈から左右で6または8か所の脈を診て、早い・遅い・浮く・沈む・強い・弱いなどをチェックするというものです。
そういった各々の拍動を繊細に捉えることにより、症状の原因や予後、またその背景にある日常生活や精神状態など、心身の様々な情報を得ることが出来ます。
それらに問診や触診などの情報を合わせることにより、東洋医学的な「見立て」を導き出します。その見立てによって施術内容や部位・経穴などを決定し、鍼灸施術を行っていくこととなります。
鍼やお灸を施すことで脈状が変化し、結果的にその方の心身に合った脈状に整っていくにつれ、様々な心身のお悩みに変化が起こることで徐々に改善していきます。
また施術を重ねていくと、患者様ごとに平常時の最適な「脈状」というのが分かってくるため、施術ではそれに合わせることを目指すとともに、普段と異なる脈状であればそれを早い段階で対処して、未然に症状や病気を防げるというメリットもあります。
局所的な刺激ではなく体質に変化をもたらす鍼灸施術ですので、ご自身が本来持っている自然治癒力が向上することにより、心身が整っていくというところが弊院の施術の目標になります。
よって局所的な強い鍼灸刺激や、スポーツなどによる急性外傷治療をご希望の方には、弊院での施術はおすすめしておりません。
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